サッカーの試合を見ていると、ボールがタッチラインの外に出たあと、選手が両手でボールを頭の上から投げ入れる場面があります。
これが「スローイン」です。
スローインはサッカーでは非常に多く行われるプレーですが、
「どこから投げるの?」
「足はどうすればいい?」
「片手で投げてもいい?」
「スローインから直接ゴールできる?」
「スローインにもオフサイドはある?」
など、意外と細かいルールがあります。
この記事では、サッカー初心者の方でもスローインのルールが分かるように、基本的な意味から正しい投げ方、反則、オフサイドとの関係まで分かりやすく解説します。
※2026/27年のサッカー競技規則に基づいて解説しています。
- サッカーのスローインとは?
- スローインはいつ行われる?
- スローインは誰のボールになる?
- スローインの正しい投げ方
- スローインを投げる場所はどこ?
- スローインから直接ゴールできる?
- スローインにオフサイドはある?
- スローインでボールを受けた選手がオフサイドになることはある?
- スローインを投げる選手はボールにすぐ触れる?
- スローインのとき相手選手はどこにいてもいい?
- 2026/27年からスローインの「5秒ルール」が追加
- スローインの反則まとめ
- スローインがやり直しになることはある?
- スローインは実は重要な攻撃方法
- スローインと他の再開方法の違い
- スローインのルールを初心者向けに簡単に覚える方法
- まとめ|スローインのルールを覚えてサッカー観戦をもっと楽しもう!
サッカーのスローインとは?
スローインとは、ボールがタッチラインを完全に越えてフィールドの外に出たときに行われる、試合を再開する方法の一つです。
最後にボールに触れた選手の相手チームにスローインが与えられます。
例えば、
攻撃側の選手が最後にボールに触れてタッチラインの外に出た
↓
守備側チームのスローイン
という流れです。
スローインは、サッカーの試合中に何度も行われる基本的なプレーです。
スローインはいつ行われる?
スローインが行われるのは、ボール全体がタッチラインを越えたときです。
ここで重要なのが「ボール全体」というポイントです。
ボールの一部がまだタッチライン上やフィールド内に残っている場合は、ボールが完全に外へ出たことにはなりません。
ボール全体がタッチラインを越えると、スローインによってプレーが再開されます。
スローインは誰のボールになる?
スローインは、最後にボールに触れた選手の相手チームに与えられます。
例えば、Aチームの選手が最後にボールに触れてタッチラインの外に出た場合、Bチームがスローインを行います。
つまり、
「最後に触ったチーム」ではなく「最後に触った選手の相手チーム」
がスローインを行うと覚えておくと分かりやすいでしょう。
スローインの正しい投げ方
スローインには、決められた投げ方があります。
基本的には次の3つを覚えておけばOKです。
① フィールドに向かって立つ
スローインを行う選手は、フィールドに面して立って投げます。
横を向いたり、完全に背を向けたりした状態で投げるものではありません。
② 両足の一部を地面につける
スローインを行うときは、両足の一部がタッチライン上、またはタッチラインの外側のグラウンドについている必要があります。
つまり、両足を完全に浮かせた状態で投げることはできません。
③ 両手で頭の後ろから頭上を通して投げる
スローインは、両手を使ってボールを頭の後ろから頭上を通して投げます。
片手だけで投げたり、横から投げたりすることはできません。
正しいスローインは、
・フィールドに向かって立つ
・両足の一部を地面につける
・両手を使う
・頭の後ろから頭上を通して投げる
という形になります。
スローインを投げる場所はどこ?
スローインは、ボールがタッチラインを出た地点から行います。
例えば、ボールが右サイドの中央付近から外に出た場合、その付近からスローインを行います。
好きな場所まで移動して投げていいわけではありません。
ただし、実際の試合ではタッチラインの近くで投げるため、多少の位置関係が分かりにくいこともあります。
観戦するときは「ボールが最後にタッチラインを越えた場所」を見ると、スローインの位置が分かりやすくなります。
スローインから直接ゴールできる?
スローインから直接ゴールすることはできません。
ここは初心者が間違えやすいポイントです。
例えば、スローインしたボールが誰にも触れず、そのまま相手ゴールに入ったとしても、得点にはなりません。
相手ゴールに直接入った場合は、相手チームのゴールキックになります。
逆に、自分のチームのゴールに直接入ってしまった場合は、相手チームのコーナーキックになります。
つまり、
スローインから直接得点することはできない
と覚えておきましょう。
スローインにオフサイドはある?
スローインから直接ボールを受けた場合、オフサイドの反則にはなりません。
これはスローインの重要なルールです。
通常のパスなどではオフサイドになる位置にいる選手でも、スローインから直接ボールを受ける場合はオフサイドになりません。
例えば、味方選手がスローインを行ったとき、前線にいる味方選手がボールを直接受けても、それだけでオフサイドになることはありません。
これはゴールキックやコーナーキックから直接ボールを受けた場合も同じです。
スローインでボールを受けた選手がオフサイドになることはある?
ここは少し注意が必要です。
「スローインから直接受ければ、ずっとオフサイドにならない」という意味ではありません。
スローインからボールを受けたあと、味方選手が別の選手へパスを出し、そのパスを受ける場面などでは、通常どおりオフサイドのルールが適用されます。
つまり、
スローインから直接受ける瞬間はオフサイドにならない
ということです。
その後のプレーでは、通常のオフサイドルールを考える必要があります。
スローインを投げる選手はボールにすぐ触れる?
スローインを行った選手は、他の選手がボールに触れる前に、もう一度ボールに触れることはできません。
例えば、自分でボールを投げ入れたあと、誰にも触れられていないボールを自分でもう一度触ることはできません。
この場合、反則となり、相手チームにフリーキックが与えられます。
さらに、ボールを投げ入れたあとに意図的に手や腕で再び触れた場合など、状況によっては直接フリーキックやペナルティーキックになるケースもあります。
スローインのとき相手選手はどこにいてもいい?
スローインを行う選手を不正に邪魔したり、惑わせたりすることは禁止されています。
特に、2026/27年の競技規則では、スローインが行われる地点から2m以内に近づいてスローインを妨げる行為についても明確にされています。
そのため、スローインをする選手のすぐ近くまで相手選手が寄ってきて、投げるのを邪魔するような行為は反則になる可能性があります。
2026/27年からスローインの「5秒ルール」が追加
2026/27年のサッカー競技規則では、スローインを意図的に遅らせることへの新しい対応が追加されています。
チームが自分たちのスローインを不当に遅らせている場合、主審は笛を吹いてスローインを行うよう促し、その後、目で見て分かる形で5秒のカウントダウンを行います。
5秒が経過してもスローインが行われなかった場合、相手チームにスローインが与えられます。
これは、時間を使う目的でスローインを意図的に遅らせる行為を防ぐためのルールです。
2026/27年から適用される新しいポイントなので、サッカー観戦をする際には覚えておくとよいでしょう。
スローインの反則まとめ
スローインでは、投げ方や再びボールに触れる行為などにルールがあります。
初心者が特に覚えておきたい反則をまとめると、次のようになります。
片手で投げる
スローインは両手を使って行う必要があります。
片手だけで投げることはできません。
頭の後ろを通さずに投げる
ボールは頭の後方から頭上を通して投げる必要があります。
横から投げるような方法は正しいスローインではありません。
両足が浮いた状態で投げる
スローインでは、両足の一部が地面についている必要があります。
両足を完全に浮かせて投げることはできません。
決められた場所から投げない
ボールがタッチラインを出た地点から投げる必要があります。
大きく離れた場所まで移動して投げることはできません。
投げた本人がすぐにボールへ触れる
他の選手がボールに触れる前に、スローインを行った選手が再びボールに触れることはできません。
スローインがやり直しになることはある?
スローインが正しく行われなかった場合、相手チームのスローインになります。
例えば、投げ方がルールに違反していた場合などです。
「もう一回同じチームが投げる」のではなく、基本的には相手チームのスローインになると覚えておきましょう。
スローインは実は重要な攻撃方法
スローインは単なる「ボールを入れ直すプレー」と思われがちですが、実際には攻撃のきっかけとして非常に重要です。
特に相手ゴールに近い場所でのスローインは、大きなチャンスにつながることがあります。
ロングスローが得意な選手がいるチームでは、ゴール前までボールを投げ入れて、そこからシュートやヘディングにつなげることもあります。
また、スローインを受ける選手が動いて相手のマークを外したり、複数の選手が連動してパスコースを作ったりするなど、チームによってさまざまな工夫があります。
そのため、サッカー観戦ではスローインを「ただ投げるだけ」と考えず、
「どこに投げるのか」
「誰が受けるのか」
「その後どう攻撃するのか」
に注目すると、さらに試合を楽しめます。
スローインと他の再開方法の違い
サッカーには、スローイン以外にもさまざまなプレーの再開方法があります。
代表的なものが、
・スローイン
・ゴールキック
・コーナーキック
・フリーキック
・ペナルティーキック
・キックオフ
などです。
それぞれ行われる場面やルールが異なります。
例えば、タッチラインをボールが完全に越えた場合はスローイン。
攻撃側の選手が最後に触れたボールがゴールラインを越え、得点にならなかった場合はゴールキック。
守備側の選手が最後に触れたボールがゴールラインを越え、得点にならなかった場合はコーナーキックです。
スローインのルールを初心者向けに簡単に覚える方法
スローインのルールをすべて覚えようとすると難しく感じるかもしれません。
まずは、次の5つを覚えておけば十分です。
① ボールがタッチラインを完全に越えたらスローイン
② 最後に触った選手の相手チームが投げる
③ 両手で頭の後ろから頭上を通して投げる
④ 両足の一部を地面につける
⑤ スローインから直接ゴールはできない
さらに2026/27年からは、スローインを不当に遅らせた場合の5秒カウントダウンもポイントです。
この5つ+新しい5秒ルールを覚えておけば、初心者でもスローインの基本はかなり理解できます。
まとめ|スローインのルールを覚えてサッカー観戦をもっと楽しもう!
今回は、サッカーのスローインについて初心者向けに解説しました。
スローインは、ボールがタッチラインを完全に越えたときに行われるプレーの再開方法です。
最後にボールに触れた選手の相手チームがスローインを行い、両手を使って頭の後ろから頭上を通してボールを投げます。
また、両足の一部を地面につけることや、ボールが出た地点から投げることなど、細かなルールもあります。
そして、スローインから直接ゴールすることはできません。
スローインから直接ボールを受ける場合はオフサイドにもならないため、これもサッカー観戦で覚えておきたいポイントです。
さらに2026/27年からは、スローインを意図的に遅らせた場合に5秒のカウントダウンが行われ、5秒以内に再開しなければ相手チームのスローインになるルールも加わっています。
サッカーのルールを一つずつ覚えていくと、試合観戦がさらに分かりやすくなります。
ぜひ今回の記事を参考に、スローインにも注目してサッカーを楽しんでみてください!



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